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京都大学戦争遺跡研究会(2018-)

戦争遺跡研究会は、主に戦争の記憶を後世に継承するための活動に取り組んでいます。活動内容は、戦争体験者からの聞き取りや、「戦争遺跡」と呼ばれる明治~昭和までの戦争に関する遺構の調査研究などです。現在、各地の教育委員会や郷土史家、戦友会、有志の方々などのご協力を頂いて「戦争遺跡アーカイブ」を作成中です。当会の活動としては、戦跡の調査研究のほか、戦争体験者からの聞き取り、会報の発行、一般向けフィールドワークの企画、11月祭での展示を主に行っております。本サイトでは我々の活動の一部を公開させて頂きます。ご質問ご意見はyuki0118(アットマーク)gmail.comまでお願いします。2015/16年以前のブログはこちら→http://senseki3.kyotolog.net/ 2017年のブログはこちら→http://senseki.kyotolog.net/ ツイッター @sensenki3

新入生の皆様、合格おめでとうございます

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新入生の皆様、合格おめでとうございます

          新入生の皆様、合格・ご入学おめでとうございます

 新入生のみなさま、京都大学へようこそ。大学生活を始める前に、大学での学問についてお話しましょう。多くの場合、高校までの勉強とは「与えられた課題を解く」ことであったと思います。そして、「学んだ知識を駆使して如何に難問を精確に素早く解くか」ということが、これまでの教育における到達目標であったわけです。
 しかし、大学で学問をやる上で大切な事は、問題を解くだけではなくて、「問題を設定する」あるいは「問題をつくる」という事です。そして、4年間の集大成である「卒業論文」では、自ら設定した問題を自分で解明するということが要請されています。つまり、問題を自分で作って、それを自分で解いていかねばならないということです。それは当然ながら、受験秀才体質の人間には難しい「課題」でしょうし(実際に私もそうでしたが...)、なにより、一人でそれを仕上げるとなると、並大抵の努力では達成できません。そして、遊び呆けて、学問を碌にしてこなかった四回生の提出する卒論の多くが、カスみたいなものばかりになってしまうのです。そして、それが通らずに、留年、八回生、退学からの賀茂川ダイブ(あるいは文学部棟からフライアウェイしてしまう)という末路を遂げてしまうわけです。

 さて、ここまで申してきたように、大学では自身の興味関心に沿った問題設定を行い、それを科学的に解いていかねばなりません。そして集大成として卒論を出さねばならないわけですが、
それは一人では到底不可能な所業であり、ボッチで頑張る人は、まあ大概ゴミみたいな卒論しか書けません。そこで、サークルやゼミの先輩に手解きや指導を受けることをお勧めするわけです。戦跡研には、文理問わず学内の色々な学部・研究科(桂、宇治除く)の学生や院生が所属しています。とりわけ、学芸員を目指す史学科の学生や教員を目指す教育学部や総合人間学部などの先輩もいますので、教員採用試験や研究者を目指す人にもおすすめです。
 当研究会ではレポートや研究指導だけでなく、毎年、卒論の問題設定や書き方、注の付け方などに至るまでの細かい指導を優しく丁寧に行っています!今年も私を含め、二人の四回生が無事に卒業できました。これも戦跡研での卒論指導のおかげです!また、院試のアドバイスなどもしてもらえます。と、ここまで書いてきて、肝心の活動とその内容が紹介できていませんでした。
 私たちの活動は、(ほぼ)毎月の月例発表会、年二回の一般・学生向けフィールドワークの開催、11月祭での企画展示、年一回の会報の発行です。活動内容は、戦争体験者からの聞き取りと「戦争遺跡」と呼ばれている明治~WW2までの戦争に関する遺跡の分布調査や保存活動を行っています。各地にある保存会や郷土史会、教育委員会、戦友会などの方々と協力しながら、活動をさせて頂いております。卒業後もライフワークとして、地元で戦跡保存や戦争体験の聞き取りを続けている卒業生もいます。また、この研究会の活動がきっかけとなり、戦没者の遺骨収集に参加した人もいました。戦跡とか廃墟とか戦史とか旅行とか探検とかが好きな人はぜひ参加してみませんか。

入ろう戦跡研!!!若人よ来たれ!!


入学準備にどうぞ!「大学」とは?「教養」とは何か? 

新入生諸君におススメの本(順不同)

河合 栄治郎『学生に与う』、朝永 振一郎『鏡のなかの世界』、倉田 百三『愛と認識の出発』
西田 幾多郎『善の研究』、阿部 次郎『三太郎の日記』、丸山 真男『日本の思想』
本多 勝一『日本語の作文技術』、出 隆『哲学以前』、E.R.クルティウス『読書日記』
天野 貞祐『学生に与ふる書』、丸谷才一『思考のレッスン』、小林 秀雄『考へるヒント』
サイード『知識人とは何か』、加藤 周一『羊の歌』

↓ただし、こういう本は読んではいけません(笑
<<自由青年健全育成条例違反有害図書目録>>

・日本破壊党党首 唖屁心臓『忠君愛国教神髄――天皇反対、米国万歳』国難社。
・頭狂大教授 身浦玻璃『官製暴動の手引き』クリスタルナハト出版。
・国際地球グローバル戦士育成所所長 金満太郎『キャリアアップの為のキャリアアップ教育――如何にキャリアアップするか』スーパーグローバル大学出版。
・シビリアンコントロール研究所所長 グッドルッキング友美『軍需株のマッチポンプ方式でアホみたいに儲かる本――J隊私物化によるラクラク投資術』霊魂進化社。
・国民社会主義日本労働者党党首 阿呆卯太郎『ファシストに学ぶ謀略と大衆扇動――ナチスドイツの手口に学ぼう』フシュウ社。
・内務省軍学共同産学連携推進室室長 馬鹿田阿保蔵『ブレンディッドでイニシアチヴな0歳児からの英才英語教育――SMAATグローバル人材育成術』国際グローバル国際教育国際センター。
・暗黒企業連合会会長 カローシ太郎『すぐできるシリーズ④――過重労働・偽装請負・スラップ訴訟』労災書店。
・経済学博士 話者知乱蔵『エンゲル係数とはなんぞや』ふつくしい国出版。
・倹しい下町の工場社長 守銭奴次郎『目指せ五輪!下町雑草魂!――国家権力によるバックアップと縁故資本主義の実例』邪魔烏賊出版。
・国策広報局事務員 疾口多禍逝奇『モテモテK王ボーイの連れ込み術――権力で揉み消すためのハウツー本!』豪寒社。
・U機関宣撫局児童文学班 横田卯早男『楽しい絵本シリーズ⑤そらから☆おくりもの』ヘリこぷたー出版社。
・米国実業家 D・Dramb(著)雨保恥男(訳)『憲法9条改正の是非――日米の緊密なる連携と対等な同盟に向けて』米国第一出版。
 (原題)"THE RENUNCIATION OF WAR and THE NECESSITY OF A CONSTITUTIONAL AMENDMENT. How to eliminate JAPs by involving them in America's War."
・元電力会社社長 福須磨光『見よ!万邦に比類なき我が国の先進的原発政策!――世界も仰天する、放射能水の大量生産方法と格安労働力確保術!』デブコ社。
・元内務省官僚 阿玉狂輝『産官学餓苦』亡国社。
・大東亜拓殖株式会社徴用部部長 塚井潰洲『平成の大東亜共栄圏構想――八紘為宇の精神に基づく外国人実習生の受け入れと王道楽土実現』搾取書房。
・頭荒大教授 脳賀矢場男『家庭で楽しめるあったか放射能浴』御用学社。
・学校法人「海敵学園」元理事長 過誤山高海苔『楽しい不当拘禁』忖度書店。
・国家栄養管理局局長 毒島毒男『たくさん撒こう枯葉剤――食糧主権の委託と在来種駆除の実践』悶酸屠社。
なお、嘘を嘘と(略                    

文責:浦辺
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